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過信は失敗の元。

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30年も改善業務をしていますと失敗したこともあります。現役時代1回あったのです。

改善業務に着く前は、現場担当としてやっていて、もし協力工場から送られて来た製品がロットアウトになって返品手直し再納入をしている時間的余裕が無い場合は、私が全検ラインに入り不良品が見つかれば、その場で手直し。

また設計も担当したことがあり、スプリングもその一貫として設計したので、バネについては自信があったのです。

それで改善してくれと言われた現場に入ったところ、どう見ても無駄な動作があり、改善した積もりだったのですが、逆に特性が取れないと言われて焦ったことがあります。

すぐ元に戻したのですが、教訓として、現場改善の時には担当者が横にいる時、無駄と思われる動作や作業を何故させているのか聞いてから担当者の指示で変更するべきだと言うことです。当たり前だと言われれば当たり前なのですが、なにしろ若く、現場にも設計にも自信たっぷり、しかし自分の担当でも自分の設計でも無い場合、製品作りの一つ一つにそれなりの意味があるものです。

改善にはうぬぼれは厳禁です。

またこのようなことは、その後他の現場に行ってもたくさん経験して、一番経験のある社長などが、新しい高額の設備導入をネカ展などで見て買ってしまった、現場に入れたが現場が使ってくれない。

不良品がいっぱい出るとか、前後工程がうまくつながらないなどの理由があるからです。

ですから、経営責任もあるし、その会社で一番古参である社長が一番工程を知っていると思われても、現場から離れて久しいと言う場合には、今の現場を一番よく知っている現場担当者を連れて行って確認してから、出来たら設備担当者も連れて行って確認させるぐらいのことをした方がよいでしょう。

私の経験では数百万円から6~7千万円の設備が無駄になっているのを見ました。

とにかく、現場を知っている人を一番重視して事を進めると言うことが大事だと思います。私の場合、数円のロスで済んだのでまだ良かったのですが、数千万円のロスと言うことになりますと従業員の反発も伴い志気の喪失と言うこともありますから、得なことはありません。
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  1. 2014/10/22(水) 12:11:06|
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